戦時と現在をつなぐポスター文化

 

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世界大戦時で見られるポスターには、その時代の特徴を如実に表現されている。 作家の意思は関係なく、国が定めた全体主義の思想を人々に植え付け、ひとつの方向へと導いていく。 まさにプロパガンダとしての役割を作品ごとにもっている。

 イメージ画と文字、メッセージによって構成されるポスターは瞬間的に見たものに作用しなくてはならない。 そのため、戦争時のポスターはより目を引くような色や簡潔でインパクトのあるキャッチコピーが好まれた。 また、戦時のポスターなどの宣伝行為は国内、国外の両者に対して、行われる。 視覚的要素を巧みに使い、好意、親近感、または強い嫌悪や憎悪など感情を見る者に起こさせる必要があるのだ。 そういった背景からイラストレーションのような具体的な物事を想起させやすい手法は好まれて使われていたことが分析できる。

これらのプロパガンダ・ポスターの表現方法は後の現代ポスターの発展に大きく貢献した。 他国への嫌悪、自国への賞賛、これらが各国でせめぎ合い、ポスター文化はより高次なものへと進化していったのである。  

 他国への文化を否定する戦争が皮肉にも文化を育てる。 戦争は悲しく、そして醜い行為である。 それと同時に、こういった文化の発展に貢献することも、また現実として存在している。 戦争の皮肉を体現しているプロパガンダ・ポスターは、そういった現実を物語っているのだ。 多大な犠牲のもとに、現在の高次な文化が存在していることを決して忘れてはならない。

 

 


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