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インビクタス/負けざる者たち 感想

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今まさに日本ではワールドカップが開かれているラグビー
日本の快進撃は止まらず、先日もサモアに勝利し、ベスト8への期待が高まっています。
そんなラグビーブームに便乗し、こちらのインビクタスという映画を紹介しようと思います。

 

あらすじ

 

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舞台は90年代初頭の南アフリカ
ヨーロッパの列強の植民地となってきた南アフリカ
ネルソン・マンデラは黒人初の大統領となりました。
しかし、時代はいまだに白人と非白人を区別するアパルトヘイト政策の名残がありました。住む場所も区画でわけられ、白人たちの街の向こう側で貧困に喘ぐ黒人の街が広がっていたのです。
こうした人種隔離政策は政治だけでなくスポーツの世界でも行われていました。
国の代表は皆、白人です。
それはラグビーも例外ではありませんでした。
こうした人種間の溝は深く、ラグビー代表が負けるものなら黒人の国民が大喜びする始末でした。
マンデラはそんな現状を憂いでいました。
そんなある日、ラグビーのワールドカップ南アフリカで開催することが決まります。
これはチャンスだ。
そう確信したマンデララグビー代表のキャプテンピナールとともに一致団結し優勝を目指していくのでした。

 

感想

王道すぎてベタベタな展開ですが、それがもう最高に素晴らしい映画でした。

人種間の溝というのは本当に大きな問題です。
植民地支配されてきた黒人にとっては白人は侵略者。
一方で二世、三世の白人たちにとっては母国でもあります。
しかし、黒人たちには受け入れてもらえません。
ですが、それでは国は分断されたままです。
マンデラ大統領は人と人はわかりあえるという思想を一切揺るがすことなく、
突き進んでいきます。
キャプテンのピナールも最初は懐疑的ではありましたが、彼の人柄に触れ、次第に寄り添い合うようになりました。
最初は本当に小さな相互理解だったものが、やがてチームに広がっていき、やがて国民の希望となっていくのです。
その姿がなんとも言えない高揚感を与えてくれました。

史実をもとに制作された本作ですが、2時間程度のボリュームの中に、
南アフリカのみならず、マンデラの果たした功績や彼の人となりの素晴らしさをしっかりと示してくれています。
そういった意味でも実に丁寧につくられた作品だと思います。
マンデラという人物の偉大さを語るには短すぎるかもしれないですが、このわずか2時間の世界の中でも、それは強く主張されています。
とても心をうたれる作品なのでぜひご覧になってはいかがでしょうか?