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新海誠監督最作 天気の子 感想

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あらすじ

高校一年生の森嶋帆高は地方の離島から家出して東京へ。
しかし、未成年がひとりでやっていけるほど世間は甘くない。
お金に困り、離島を出る途中で知り合った須賀圭佑を頼り、住み込みでオカルト雑誌のライターの仕事をするようになりました。
季節は雨の続く梅雨時期。
毎日のように降る雨に世間が辟易としている中、願うだけで、空を晴れにする「晴れ女」の噂を聞きつけ調査をすることとなるのでした。
その調査の途中、無理やり風俗店に連れ込まれそうになっていた天野陽菜を見つけた穂高は彼女の手をとり、スカウトマンに殴られながらも助けました。
陽菜は助けてくれたお礼として、空を晴れにする告げ、穂高の目の前で雨空を晴天にしたのです。
そう、彼女こそ噂の「晴れ女」だったのです。
陽菜は両親がすでに亡くなっており、お金に困っていました。
彼女の能力を知った穂高は彼女とその弟である凪と共に晴れを売る商売をはじめるのでした。

感想

すごく上手く物語の起伏がつくられていて最後まで飽きずに見ることができました。
雨の陰鬱とした空と陽菜が願う晴れの空が交互に画面を覆うので、そうした絵づくりの切り替えがとても効いているのだと思います。
話の構造としてはわりとシンプルで前作の君の名はよりも格段にわかりやすくつくられています。
老若男女に見てもらうための工夫なのだろうなと思いましたが、個人的には物語の序盤で何となくその後の流れが読めてしまうのが少し残念ではありました。

本作はそういったシンプルなストーリーと分かりやすい構成であるので、省けるところはとことん省いています。
本筋とは関係ない穂高が家出をする理由などは一切語られることがありません。
余計な情報を遮断することによって極限まで分かりやすくつくられています。
そういった点で物足りなさを感じてしまう人もいるかもしれません。
ですが、それを加味してもこの物語の設計はとても素晴らしいと思いました。
1
音楽での盛り上げ方もとても素晴らしかったです。
どちらかというと、音楽の盛り上がる部分に絵を足しているという印象です。
そうした感情の流れを想定し、コントロールしているのが本作の一番の長所でもあると思います。

ヒロインの陽菜も実に可愛らしく描かれています。
穂高の抱えてる悩みを独白するシーンがあるのですが、その時も彼女はただ優しい笑みを浮かべて相槌をうちます。
個人的にはそういった子どもらしくない姿がなんとも言えないギャップがあって素敵なのですが、すこしリアルじゃないかもとは思いました。
何となく大人の女性さを感じます。
一方で主人公の穂高はわかりやすく少年をやっています笑
もしかして、僕が思っている以上に女性というのは心の成熟が早いのでしょうかね。
そんな感じで未だに劇場でロングランしているので、ぜひ劇場で見に行ってみてはいかがでしょうか?