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IT/イット“THE END”に向けて前作 IT/それが見えたら終わり 感想

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2017年に公開され、ちょっとした話題となったホラー映画 IT/イット それが見えたら終わりの続編が今年の11月に全国ロードショーとなります。
僕自身、ホラーはかなり好きなジャンルなので今からとても楽しみです。
そんな続編が始まる前に前作の振り返りがてら感想を書きたいと思います。

 

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あらすじ

1980年代、アメリカのメイン州にある小さな町で子どもたちの相次ぐ失踪事件が続いていました。主人公の少年ビルもまた、その失踪事件で弟のジョージを失い、そのショックを抱えたまま日常をすごしていました。
夏休みとなった頃、自分や友人たちの周りでおかしな現象が起こるようになりました。
ある子は不気味な男に追いかけまわされ、別の子は絵画に描かれた女性が襲ってくる幻覚を見る。そして、その影には常に不気味なピエロ ペニーワイズの姿があったのでした。

ビルの友人の一人であるデリーは図書館で、町の歴史について調べていました。
すると27年前にも同じように子どもたちの集団失踪事件が発生していたのでした。
自分たちの周りで起こるおかしな現象は27年前のものと同じだ。
この事件を引き起こしているのはあのピエロに違いない。
そう確信したビルと仲間たちは戦うことを決意するのでした。

 

感想

言ってしまえば、本作はホラー要素の入ったスタンド・バイ・ミーのような子どもたちの青春ストーリーではないでしょうか。
確かに端々でホラー要素があり、時折ショッキングな映像が流れます。
しかし、それはあくまで物語のスパイスであり、本筋としてはかなり王道感のあるボーイミーツガールなストーリーです。
お約束どおり、主人公はヒロインであるベバリーという少女に恋をします。
主人公たちは思春期特有のコンプレックスを抱え、葛藤しながらもたくましく生きています。そして仲間たちと共に謎のピエロと勇敢に戦う。
まさしく王道中の王道と言えるでしょう。
そんなシンプルな構造だからこそ物語の没頭しやすく、
そこに恐怖という刺激を加えることで、より濃密なものへと仕上がっていくのだと思いました。

物語のテーマもわかりやすいものでした。
作中で主人公たちが謎の男に追われたり、絵画の女性に襲われたりなどするシーンがあるのですが、それらは全てが恐怖という擬人化と言えるでしょう。
ペニーワイズという謎のピエロの正体が本作で語られることはありません。
ですが、その根本にあるものは間違いなく恐怖という感情でしょう。
恐怖に対して少年たちが果敢に挑んでいくという構図は実にわかりやすい成長の物語と言えるのではないでしょうか。
まもなく続編が控えてることもあり、まだ見たことのない人にはぜひ、オススメしたい作品です。