映画とは違う。日頃のお話
どういうわけか朝起きると後ろ髪が爆発しているんです。
しかも、驚くのは後ろだけが爆発して、前の方は癖一つないストレート。
鏡の前で毎朝、雑に髪の毛を濡らして無理やり直すのですが、 これまた面倒で、何度も何度も水をはねのけ逆立ち続ける髪に我ながら困ってしまうわけです。
もちろん前日にきちんと髪を乾かします。 それでも逆立つんです。
こうなってくるといよいよ、髪の毛が意思を持って逆らっているんじゃないかと思わずにはいられません。
自分の思うようにことが運ばれないというのはよくある話じゃないですか。
仕事だったり、恋愛だったり。 それこそ爆発する髪型だったり。
どうにもやきもきします、人間だから。
エターナルサンシャイン
ところで話が変わるんですが、みなさんはエターナルサンシャインって映画見たことありますか? 僕、あの映画が本当に好きなんですよ。
かいつまむと彼女と別れて、辛いから思いでを消すために記憶除去手術するっていうお話なんですけど、これがまあ何ともリアル。
記憶を消す最中、思い出の世界を主人公は奔走します。
その中で向き合う彼女は実に魅力的で、もがけばもがくほど手放したくなくなるんです。 きっとそう。
でも僕らは知っています。 思い出って無駄に光り輝くものだって。
本当の彼女はきっとそんな人じゃない。 僕らは常に誰かに対して理想の投影を押し付けます。
それが少しでも現実と距離があったらきっと失望してしまうんでしょう。
少なくとも僕はそうでした。
主人公もまた理想に後ろ髪を引かれてしまいます。 最終的に無くした記憶を取り戻し、彼女を迎えに行く。
でも、彼女はわかっていました。 それは幻です。
きっとまた嫌なところを見つけてしまう。見つけられてしまう。
きっとまた失望してしまう。させてしまう。
「それでもいいの?」 そんな問いかけに主人公は声を張り上げるでもなく、かと言って悲しげに言うでもなく、妥協じみた声で答えます。
「それでもいいよ」 それは本当にリアルな声でした。
まとめ
仕事だったり、恋愛だったり。 それこそ爆発する髪型だったり。
結局どっかで落とし所を探してる。
どうにかこうにか。 そんな気がするんです。
見つけた点に印をつけて、自分を納得させるのはもしかしたら嘘をついているのかも知れない。
だって僕の理想は爆発しない後ろ髪だもの。
でも、そうなってはくれない。 時は解決をしないし、戻らない。
そして、続いていく。 だからやっぱり、僕の後ろ髪は、このままでもいいよ。
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